初心者にフラットペダルをオススメする理由

塩尾寺ヒルクライムの記事に書きましたが、私はロードバイクに乗るときにフラットペダルを使っています

元々はビンディングペダルを使っていたんですが、今はフラットペダル100%です



そこで、今回はフラットペダルの良さをお届けします!


ビンディング意義


フラットペダルの良さをお届けする前に、ビンディングペダルの存在意義を先に言っておきます


ビンディングペダルは


レース用機材


です


そのため、極めて限定的な状況下でのみ有効になります


ビンディングペダルとフラットペダルの違いは


足が固定されていること


ですよね


つまり、足がペダルから離れそうになる時に有効ってことです


足がペダルから離れそうになることは普通はなかなかないんですが、超高速でペダルを回したり段差に高速で乗り上げたりした場合でしょうか


ダンシングで全力スプリントしたり、ダウンヒルでガン回ししたりする場合は役立つかもしれません


でも、こういう運転は危険極まりないので


オススメできません


自転車は安全第一、追い込むならローラーで


つまり役立つ状況がアマチュアサイクリストにはなかなかないってことです


「いやいや、引き足使えるから速くなるやろ」


という声が聞こえてきそうですが、これに関しては大して変わらないというのが通説です


もし、足が固定されてることで速くなるんだったらママチャリにも普及してるはずです


仮に10%速くなるとしたら、20分かかるところを18分で移動できるようになります


2分は大きいですよね


バイクのヘルメットみたいにビンディングシューズが乗り物に乗るための装備になっているかもしれません


そうなってないということは大して変わらないんだと思います


要はビンディングペダルは


適している人は少ない


ってことです


フラペの良さ


前置きが長くなってしまいましたが、フラットペダルの良さを書いていきます



[安全]


フラットペダルでは咄嗟の場合に足をつくことができます


当たり前ですが


激坂で登り切れるかどうかの瀬戸際で追い込んでる時は、フラットペダルが安心です


ビンディングペダルで激坂に登って足付きする時に転けそうになったことがあります()


また落車の経験があるのですが、幸いにも軽傷で済みました


これは落車の際にバランスを足で取れたからかなと思います


仮に足が固定されていたとしたら、もっと勢いよく落車してたと思いますね



[歩ける]


フラットペダルは普通の靴を履くので歩くことができます


至極当然ですが


「サイクリングって歩くことなんてないんちゃう?」


と思われがちですが、そんなことはありません


休憩、トイレでコンビニに立ち寄ることはしばしば


河川敷や高台の住宅地に行くと、道が階段しかない場合があります


そう言った場合に自転車を担いで上がる必要があります


そこで普通の靴は真価を発揮します


真価というか靴本来の意義ですが()




[安い]

ビンディングペダルとビンディングシューズは結構高いです


両方揃えると20,000円くらいします


ビンディングのタチの悪いところがクリートが消耗品なところです


そのため、ランニングコストもかかります


一度、グループライドしていた時に落車が発生し、落車した人が救急車で運ばれるという事態に遭遇したことがあります


山の中のダウンヒルで枝踏んでガシャーンでした


その後、私を含む落車していない人たちは、救急車に乗った人の自転車を押して下山しました


その時はビンディングシューズを履いていたんですが、それの歩きにくいこととクリートの削れること


なんやねんこの靴


って思いましたよ()


それに対してフラットペダルは適当な靴でOK


もはや0円です



[踏む位置を変更可]


ビンディングペダルのメリットとしてペダルを踏む位置を固定できるとよく言われています


1番効率的なフォームを再現することができると


一方、ドロップハンドルのメリットは、握り方が色々あることだと言われています


体勢を変更することによって疲労を分載させることができると


気づいたかと思いますが、ビンディングペダルの主張とドロップハンドルの主張は


めちゃくちゃ矛盾


してます()


ハンドル、サドル、ペダルの3つの「ル」が人間と自転車の接地点とよく言われています


ペダルを固定するのであれば、サドルとハンドルも固定するべきです


だって座り方と握り方で体勢が変わると、ベストの踏み位置も変わるでしょう


つまりハンドルとサドルは選択肢が1箇所しかないように小さくすればいいんです


でもなんでそうなってないんでしょうね?


逆にペダルが固定されていないと、座り方と握り方によって踏み位置を変えることができます


人間の体というのはよくできていて、座り方と握り方が決まると自然と"ちょうどいい位置"に足が配置されます


この"ちょうどいい位置"こそが、本来踏むべき場所ではないでしょうか?


膝痛に悩まされている人は踏み位置がおかしい可能性があります


私はフラットペダルですので


膝痛とは無縁です

業界の陰謀


フラットペダルの良さをざっと紹介してみました


フラットペダルって悪くないでしょ?


しかし、フラットペダルが流行ってないのはなぜでしょう?


それは


自転車業界の陰謀


です


自転車業界もビジネスですから、自転車を買ってもらわないと成り立ちません


そこで、あの手この手で何とか自転車を売ろうとしています


そのあの手この手の中で最も効果的なのが


「プロが使ってる」


という信頼感です


実際、プロにとっては最良の選択なんでしょう


自転車に使える金が無限にあり、卓越した身体能力を持ち、ステージレースを生業とする


でもそんなアマチュアはいませんよね?


自転車に使える金が無限のアマチュアはいるかもしれませんね


私は違いますが()


これはビンディングペダルだけではなく、自転車の他のことにも当てはまります


例えばこんな感じ


・ロードバイクのディスクブレーキ化


・電動変速


・カーボンフレーム


・過度な多段変速化


・やたら高いホイール


11秒を削り出すために手段をいとわないプロであれば、必要性は理解できます


わずかでも速くなる可能性があるなら試したいですよね、そりゃ


しかし、お金と時間が限られたアマチュアがそのわずかな改善に投資する価値はあるでしょうか?


理解した上で買うのはいいですが、何もわからないまま買うと業界の掌の上で転がされているかもしれませんよ?


まとめ


フラットペダルの良さについて書いてみました


レースにバリバリ出たい!速さこそ正義!形から入りたい!という方はビンディングペダルがいいかもしれませんね


逆に、サイクリングを楽しみたい!ポタリングをしたい!そもそも自転車が続けられるかわからない!という方はフラットペダルがオススメ!


初心者の人にはぜひともフラットペダルをオススメします


後からビンディングにしたくなったら買ったらいいんですよ


それまではフラットペダルで快適で自由気ままなサイクリングを楽しみましょう!


サイクリングの途中で、ふらっと観光したりもできます


フラットペダルだけにね()


それでは

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