非自転車乗りのZwift環境について考える

私の数少ない友人と話していた時のことです

名前はまぁT君としておこう


T君は運動不足改善のために運動を始めたいみたいです


素晴らしい心がけですね


そこで私はT君をサイクリングに誘いましたが断られました


運動したいんちゃうんかい()


しかしT君はZwiftには興味があるようです


どういうことなんだ...!?

T君の要求


T君は自転車乗りではありません


にも関わらず、Zwiftに興味を示したのは


家の中でできる


という点が大きいみたいです


実際、家の中でできる有酸素運動としてロードバイクは最適と言っても過言ではないでしょうね!


T君は実走には一切の興味がなく


実走は不要


だそうです


あくまでも運動不足解消のためですね


そして、T君は


フィットネスバイク


を購入していました


私は初めて見たんですが、こんなやつらしいです



当ブログはアフィリエイトブログではなく下心は一切ないですが一応、公式サイトのリンク貼っておきます


私の中で「Zwift = 実車」という認識があったんですが、室内バイクという選択肢もあることを知りました


また、T君は自転車乗りではないので自転車に対する金銭感覚が崩壊していません


そのため、中古の4万円のクロスバイクは「高い」ようです


いや、むしろそれが普通か()



負荷


エアロバイクやスピンバイクは聞いたことがありましたが、フィットネスバイクは初めて聞きました


背もたれが付いていたりすることから、ロードバイクを模した室内バイクではなく、自転車型運動機器といったところでしょうか


T君の購入した機器では16段階の負荷調整が可能だそうです


私のDE ROSAちゃんと一緒ですね()


しかし、負荷最大の16にしてもめちゃくちゃ軽いらしいです


T君的には負荷が軽すぎるのが少し不満みたいです


いやいやそんなことないやろと思い、調べてみるとこんな画像を見つけました



ほー、負荷最大で60ケイデンスで回した時に97W出るんか...


低すぎるやろ!


まごうことなき貧脚の私ですら負荷が足りません


ウォーミングアップにしかなりませんね


この画像は同じ会社の負荷調整8段階のフィットネスバイクのものです


そのためT君が購入したものとは違いますが、似たようなもんかなと思います


この負荷でトレーニングになる訳ないやろと思いました


しかし、運動不足を解消したい一般人にはこれくらいでいいのかもしれません


てか90ケイデンスまで上げるとパワーも1.5倍の150Wくらいまで上げられるんでしょうか?


そうだとしたらまぁまぁいい負荷でますね

室内バイクの利点


フィットネスバイクの負荷に文句を言ってしまいましたが、フィットネスバイクには利点もあります



[静音性]


チェーンがないのでめちゃくちゃ静かだと思われます


Stages Bikeなどのスマートバイクと同じようなものですよね


いくらダイレクトドライブ式のローラー台が静かと言っても、チェーンの駆動音があるためそれ以上静かになりません



[メンテナンスフリー]


実車+ローラー台の構成だと空気入れとチェーンへの注油を行う必要があります


自転車乗りならまだしも、普通の人は自転車をメンテナンスするという概念がありません


これらのメンテナンスがいらないのは手軽でいいですね



[収納性]


種類によると思いますが、折りたためてコンパクトに収納できるのはGOOD


実車は保管場所がネックになりがち


占有スペースは狭いに越したことないです



室内バイクの種類


T君が購入したフィットネスバイク以外にもスピンバイクやエアロバイクなど色々な名称の室内バイクがあります


フィットネスを目的にしたものや、ロードバイクトレーニングも可能なものなど様々


ホイールが回るタイプもあり、ホイールが回ればスピードセンサーを付けることもできます


ただ、タイヤ周長の設定が結構難しいみたいです


軽く調べてみると34万円くらいで10kgのフライホイールを搭載したスピンバイクが買えるみたいです


さらにケイデンスも測定可能で、ハンドルを握ることで心拍数もわかるとか


めちゃくちゃハイテクやないすか!


それを独自のサイコンに表示できると...


コスパ良すぎるやろ!


ただ、負荷は300Wくらいが限界らしいです


いや、300W出せれば貧脚には充分ですね()


実車vs室内バイク


さぁここでようやく本題です


T君に最適なZwift環境は何でしょうか?


[実用性]


室内限定であれば室内バイクのメリットが圧倒的です


静音性、メンテナンス性などなど


実車が付け入る隙がありません


[負荷]


実車の場合は負荷に制限はありません


脚力に制限はありますが()


室内バイクの場合は種類によりけりです


最大100Wはさすがに足りないと思いますが、足りない場合は最大負荷が大きい機種にすればいいでしょう



[コスパ]


実車の場合は固定ローラー+スピードセンサーという構成が1番安いです


この構成でも


・中古クロスバイク(3)


・中古固定ローラー(5000)


・中古スピードセンサー(3000)


4万円程度はかかります


ここにさらにT君の場合は空気入れと注油セットを買う必要があります


室内バイクの場合はいかにセンサーをつけるかというのが難しい点です


T君の購入したフィットネスバイクの場合、車輪が回転していないようなのでスピードセンサーは使えません


そのためパワーメーター必須になりますが


高すぎるので却下!


Zwiftできひんやん!と思いましたが、そんなことはありません


私愛用のパワーメーターである


PowerCal


を使うとZwift可能です


>>【インプレ】PowerCal


PowerCalは自転車の種類を問いません


なんなら自転車じゃなくてもいいです()


ただ、製造中止で入手困難なのが辛いポイントですが


PowerCalさえあれば最安でZwift環境が構築できますね!


PowerCalがない場合は34万のスピンバイクを買ってスピードセンサーをつけることになります


その場合は値段的には実車と変わりませんね


もしかして、室内バイクの中古を買えばコスパはもっとあがる...??



Zパワー]


Zwiftではパワーメーターがなくてもローラー台の機種とスピードからZパワーと呼ばれるパワーを概算できます


実車の場合はパワーメーターと遜色ないZwift体験ができます


室内バイクの場合はこのZパワーの算出に難があるようです


Zwift側に室内バイクのパワーデータがないため、ある程度の妥協は必要ですね




[結論]


T君は...


室内バイク


を使った方がメリットが大きいです


自転車乗りとしては悲しい結果に終わりました()


Zwiftをやるのに少し苦労する感がありますが、それ以上にメンテナンスフリーなどの利点が優りますね


T君のその後


色々話したあとT君の口から衝撃の発言が飛び出します


「動画見ながら漕げればええねん」


...


...


もっとはよ言わんかい!


動画見ながらZwiftを裏で動かしておくパターンもなくはないです


training peaksを使うとトレーニング内容をクラウド上に保管できるのはなかなかのメリット


しかし、そのために月額1,650円を払い、毎回Zwiftのセッティングもするのはめんどくさすぎます


つまりZwiftは不要ってことです


Zwift不要ってことは室内バイクの価値がより高まります


室内バイクのZwiftにおける不満点はセンサーの取り付けでした


それが不要になるということはもはやデメリットないですね()


ということでT君には購入済みのフィットネスバイクを使うことを勧めました


もっと本格的にワークアウトしたくなったら、Zwiftを導入すればいいかと


そもそもZwiftは自転車乗りたすぎて頭がおかしくなった人がやるものであって、普通の人がやるものではありませんね()


私のこれまでの経験は、実車とローラー台を買わない方がいいというネガティブな方向に役立ちました()



まとめ


フィットネスバイクを初めて知りましたが、室内トレーニングとしてアリだと感じました


パワーメーター所持済みであればZwiftも問題なくできそうですしね


久しぶりに、自転車に関する知見が広まったような気がします


こういう自転車の乗り方もいいですね!


それでは

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